コスプレの「併せ撮影」をしたいんだけど、どんな募集から撮影までってどんな流れ?主催的なことは未経験だから、参考になる情報があればいいな。
「コスプレ併せの主催が、募集から撮影までをスムーズに行う方法」
1対1による「個撮」では表現できない、併せならではのコスプレ写真は楽しいこと間違いなし!
同じジャンルを好き同士が集まると、きっと素敵な写真を残せるはず。
そこで今回は、コスプレの併せ撮影を主催したい人に向けて、募集から撮影までの方法を紹介します。
カメラマン、コスプレイヤー問わず当てはまる内容なので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。
今回の内容
- コスプレ併せの準備
- 参加者の集め方
- 併せ撮影のトラブル対策
- 撮影後の写真について
- コスプレ併せとは?
コスプレにおける「併せ」とは、撮影場所はスタジオ、ロケ、イベント問わず、複数人のコスプレイヤーさんが集まって一緒に撮影することを指します。
※あくまで同一ジャンル、作品(または関連するもの)での撮影。
一人から数十人を超える併せまで、撮影規模はさまざま。参加人数によって、撮影するカメラマンの人数も異なります。
コスプレイヤーが大人数だとカメラマンさんが多くなったりするのも併せ撮影の特徴だね。
コスプレ併せの準備
カメラマンやコスプレイヤー問わず、コスプレ併せ撮影を行うにあたって、必要な手順は次の通り。
コスプレ併せ撮影の手順
- 撮影したい作品、ジャンルを決める
- 撮影したい場所や詳細(募集文)を決める
- 参加してくれる人を探す
- 参加者と連絡を取り合う
- 併せ撮影スタート
併せ撮影に参加したい場合は募集ツイートなどからコンタクトを取りますが、自ら併せ撮影を主催する場合は「1」から順番に行いましょう。
それぞれの手順を詳しく解説します。
撮影したい作品、ジャンルを決める
まずは撮影したい作品やジャンルを決めましょう。
普段からよくコスプレしている作品や、まだ手を出していないけど気になる作品など、併せ撮影だからこそチャレンジしてみるのもおすすめ。
何人ぐらいの併せにするかもイメージしつつ、やりたいコスプレを一つに絞って決定しましょう。
コスプレしたいものがブレちゃうと、この後募集する相手にもわかりづらくなっちゃうね。主催するならまず撮りたいものを決めちゃうのがいいね!
撮影したい場所や詳細(募集文)を決める
作品が決まったら、撮影場所や日時、参加人数などの詳細を固めましょう。
詳細未定のオファーは参加可否を判断する側にとっても決断しにくいです。スタジオやイベントなど、現時点では撮影場所にかかる料金などの詳細状況が確定できない部分に関しては応相談となりますが、わかる範囲は詰めておくのがおすすめ。
効果的な募集文の例は、【テンプレあり】コスプレ併せ撮影の募集ツイート方法で紹介しているフォーマットを参考に、詳細の作成を行いましょう。
募集文を作っておくと自分の希望も整理できるし、募集かける時にも相手が判断しやすくていいね!
参加してくれる人を探す
先ほど紹介したフォーマットを活用した募集文を元に、併せに参加してくれる人を探しましょう。
コスプレイヤー、カメラマンどちらが募集する場合でも、
- いつどこで何を撮影するか?
- 自分(主催)以外に誰が参加するか?
- 料金はいくら必要か?
といった詳細は必ず提示しましょう。
複数人が関わる併せ撮影では、全てに納得してもらった状態で参加してもらうことが一番重要。
あくまで募集する段階では、相手が内容を判断しやすく、「条件を見て断りやすい形でオファーする」ことが大切です。
できるだけ気持ちよく撮影したいし、トラブルは避けたいよね。
参加者と連絡を取り合う
参加者が集まったら併せのグループLINEを作成し、連絡を取り合いましょう。
※X(旧Twitterはバグが不安なため、可能であればLINE推奨)
グループ作成後は改めて主催あいさつと、担当するコスプレと合わせたメンバー(カメラマン)紹介を行います。
その後、規模や必要に応じて撮影イメージ(構図)や、撮影タイムスケジュールの共有を行いながら、衣装の進捗報告やすり合わせなどの各種連絡を進めていきましょう。
みんな学業や仕事との兼ね合いもあるから、グループの即レスは難しいと思うけど、みんなで協力して連絡を取り合うことが大切だね!
併せ撮影スタート
ここまでくれば撮影を行うだけです!
タイムスケジュールや構図イメージを元に、コスプレイヤー/カメラマンと話し合いながら撮影を進めていきます。
参加者ごとに撮影枚数のばらつきが起こらないよう注意するとともに、集合写真で起こりがちなピンボケなどにも気をつけながら撮影していきましょう。
大人数だと衣装みだれとか細かい点は特に見落としがちだから、相互確認しながら進めるのが良さそうだね!
集合場所はわかりやすく
撮影当日は参加者全員がスムーズに集合し、予定通りに撮影をスタートできるのが理想です。
時間に遅れると撮影時間が短くなってしまうため、集合場所と時間は全員で事前に確認し、遅れがないように心掛けましょう。
待ち合わせは駅の改札口やランドマークなど、全員が迷わず到着できる場所にするのがおすすめ。
地図やルートを事前に共有するなど、グループで共通認識を持っておくとスムーズに集合しやすくなります。
スケジュールには余裕を持たせる
撮影当日は予想外の交通状況や準備の遅れを想定し、ある程度スケジュールに余裕を持たせておきましょう。
また、スケジュール管理も重要です。
事前にタイムスケジュールを作成し、全員に配布しておきましょう。各シーンの撮影時間や休憩時間を明確にし、時間管理を徹底することで、撮影がスムーズに進行します。
併せ撮影のトラブル対応
どんなに準備をしていても、併せ撮影の当日に予期せぬトラブルが発生する場合があります。
以下のポイントを押さえ、柔軟な対応を心がけましょう。
併せ撮影のトラブル対策
- キャンセルへの対応方法
- 天候の変化による対応
- 機材トラブル(カメラマン)
キャンセルへの対応方法
参加者の中には冠婚葬祭など様々な事情で、キャンセルを希望される場合があります。
キャンセル報告が直前であれば代役の人を探したり、撮影自体をリスケするケースもでてきます。
そのため、事前にキャンセル規定(撮影場所に支払うキャンセル料など)を明確にし、連絡方法や対応方法を決めておくことが大切です。
例「やむを得ずキャンセルされる場合は、それにかかるスタジオ代などの費用負担をお願いします」など。
また、人数が減った状態でそのまま撮影する場合、撮影シーンや衣装変更なども検討しましょう。
天候の変化による対応
野外イベントやロケ撮影にありがちなのが、天候の急変です。
前日の天気予報では問題なかったのに、当日の天気が不安定であれば開催を再検討する必要があります。
参加者によっては遠方から来る人もいます。雪や大雨などで公共交通機関がストップする可能性も想定し、参加者さんと相談しながら柔軟に対応しましょう。
天候のことはしょうがないから、参加者全員に状況を説明して意見をまとめるのが大切だね。
コスプレ併せ撮影後の写真共有
併せ撮影が完了したら、写真の整理と共有を行いましょう。
カメラマンとコスプレイヤーでそれぞれ役割は違いますが、写真の取り扱いは個撮と違ったフローとなります。
カメラマン
撮影した写真を参加条件等にしたがって選定/レタッチし、参加レイヤーごとにフォルダ分けして納品する。
コスプレイヤー
納品された写真を元に、必要に応じて写真の加工依頼や、誰がどの写真を掲載するかをグループ内で相談する。
※コスプレイヤー同士でのやりとりが多くなるため、この段階でカメラマンに通知が行かないようグループを抜けてもらうのもおすすめ。
併せ撮影は写ってる人数が多いほど、コスプレイヤーの加工に時間がかかるから、確実に掲載できるように協力し合うことが大切だね!
まとめ
今回は、コスプレ併せ撮影の募集から撮影当日までの流れを紹介しました。
なんといっても複数人で撮影できるのがコスプレ併せの醍醐味!
個撮と違って参加人数が増えるほど、撮影に関する連絡が多かったりして大変かもしれませんが、参加者全員がマナーを守って楽しく撮影できるように心がけましょう。
無事に撮影できた時はちょっとした達成感も得られるはず。
併せでしか表現できない写真もたくさん撮影できるので、この機会にぜひ挑戦してみましょう!
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