前から持ってた初心者向けの一眼レフカメラ使って撮影してるんだけど、カメラ本体ってやっぱり高いやつの方がいいのかな?今持っているカメラはお手頃価格で買えた安いやつなんだよね〜。
「一眼レフって高いほうがいいの?」
今回はそんな悩みを解決します。
一眼レフもミラーレスも値段はさまざま!高いカメラの方が性能が良さそうですが、果たして安いカメラと比べて値段に見合う大きな差はあるのでしょうか?
最近はiphoneを筆頭に、スマホでも一眼カメラ顔負けの写真を撮影できる時代。「画素数が多い方がキレイに撮れる?」といった気になる疑問も含め、高いカメラと安いカメラの違いをまとめてみました。
是非今後のカメラ選びの参考にしてみてください!
本記事の内容
- 高いカメラは買うべき?
- 安いカメラと高いカメラの違い!
- 画素数が大きい方が有利?
高いカメラは買うべき?
結論 カメラを選ぶ際は「何が撮りたいか?」で決めればいいので、高くなくても大丈夫!
理由 カメラによって性能は様々ですが、”人によっては必要ない機能”が入っているおかげで高くなっているカメラもあります。 なので、自分にとって何が必要かを整理してカメラを決めましょう。
例えば、「連写も高感度も必要ないし、色味もスマホとかで加工する!」といった場合はどんなカメラでもOK!
連写や高感度、オートフォーカスの精度を求める場合は高いカメラが選択肢になるはずです。
カメラ屋さんに行って「カメラ欲しいんですけど・・・」と店員さんに相談すると、高確率で「どんな写真を撮りたいですか?」と聞かれるのはそのためです。
なので、高いカメラを選ぶのではなく、何が撮りたいか?で決めるようにしましょう。
用途がはっきりしていればカメラ選びに失敗しづらくなりますね。
安いカメラと高いカメラの違い!
違いはたくさんありますが、代表的なものをまとめてみました!
- ファインダー
- オートフォーカス
- 連写
- 操作性
- 手ブレ補正
- 防塵防滴
- 高感度
それぞれ簡単に解説していきます!
ファインダー
高いカメラ
見やすくて色もクリア!安いカメラと比較してみると一目瞭然です。
また、高い一眼レフカメラは視野率100%なので、ファインダーで除いた画角そのまま撮影できます。※視野率とは、ファインダーを覗いた時に見える画像の範囲が、撮影した写真と比較してどのくらい写るかの範囲です。
安いカメラ
視野率が100%に満たしていない(95~97%など)ので、撮影した画像を確認すると画角から外したはずの物が見切れていたりします。
ただ、視野率問題は一眼レフカメラの場合のみです!ミラーレスカメラの場合は視野率100%なので、気にせず撮影できます。
オートフォーカス
高いカメラ
ピントが速くて正確です!
速い動きを撮影しやすいのはもちろん、暗い所では圧倒的にピントを合わせやすいので、失敗写真がかなり少なくなります!
状況に合わせたオートフォーカスモードも豊富に選べるのがいいですね。
安いカメラ
ピントが少し遅く感じるかも!
オートフォーカスが遅くて速い動きに対してのピント合わせが少し苦手。成功写真が高い写真に比べて少なくなりやすいです。
暗い場面ではピントが合わせられなかったり、ピント合わせができる範囲に制限があります。
連写
高いカメラ
高いカメラは1秒間に撮影できる撮影枚数が多いです!
目安として、大体秒間8コマ以上撮影できるカメラは中級者向けカメラといえます。スポーツや動物を撮影したい人は連写枚数も気にしてみましょう。
安いカメラ
大体1秒間に最大5コマ程度のカメラが初心者向け(エントリークラス)のカメラです!
連写は全然しない!という人や、5コマでも実際撮ってみたら十分かな?と感じたら連写はあまり重要ではないですね。
高感度
高いカメラ
設定できるISO感度の最大値が高く、それに伴って高感度にした際の画質低下も少ないのが特徴です。
カメラの値段は高感度画質によって左右される面もあります。暗いシーンで撮影する機会の多いスポーツ撮影などで高価なカメラが必要なのはこのためです。
安いカメラ
設定できる最大ISO感度が低めで、画質低下も高いカメラに比べると早い段階で悪くなっていきます。
とはいえ、最近のカメラだとISO6400などでもキレイに撮影できたりします。
人物撮影や風景撮影など、普通に撮影する分には特に気にならないかもしれませんね。
操作性
高いカメラ
カメラ本体にボタンが多いことで、ショートカットボタンの登録がたくさんできてカスタマイズ性が高いです。
画面レイアウトも見やすく設定項目も多いので、撮影中気軽にモードを切り替えられるのもポイントですね。
安いカメラ
ボタン数が少なく、高いカメラと比べて設定できる項目が少ないのでカメラに慣れてくればくるほど不満が出てくるかもしれません。
また、液晶画面表示は初心者でも簡単に扱えるように独自の画面レイアウトになっていますが逆に分かりづらい?
手ブレ補正
高いカメラ
ミラーレスカメラなどは、カメラ本体に強力な手ブレ補正機能が内蔵されてます!
レンズに手ぶれ補正機能がついていないレンズや、フィルム時代のオールドレンズも手ブレ補正を行いながら撮影できるので、撮影の幅が広がりますね。
安いカメラ
手ブレ補正機能が付いていない、もしくは付いていても強度が弱めです。
とはいえ、安いカメラはボディ自体が軽い場合が多いので手ブレ補正が弱くても撮りやすかったりしますね。
防塵防滴
高いカメラ
チリや埃、水滴などがカメラの隙間から入り込まないような加工がされています。また、高温多湿などの環境にもある程度耐性があるので丈夫で頑丈な物が多いです。
安いカメラ
防塵防滴加工がされていない物や、耐久温度が甘いものが多いです。ただ、防塵防滴がなかったとしても大きく不利になることはなく、気をつけて使えば簡単に壊れることはないはず!
画素数が大きい方が有利?
結論 画素数はある程度あればいくつでも大丈夫です!
(1,200〜2,400万画素ほど)
理由 大きいほどキレイに撮れそうですが、スマホやPCの画面で閲覧。ちょっと印刷する程度ではそこまで大きな画素数は必要ありません。
近年の画素数トレンド
最近は、安いスマホやカメラでも1,200〜2,400万画素はあり、このくらいあれば充分です!
目安としては後ほど触れますが、A4サイズなどでプリントする時でも700〜900万画素もあれば充分キレイに見えるので、近年のカメラは無駄に高画素ということを頭に入れておきましょう!
ちなみに、最も多く印刷されるであろう一般的な写真サイズのLサイズ(コンビニのネップリでおなじみ)に必要な画素数は「158万画素」程度と言われていますよ。
画素数が高い場合のメリット
結論 トリミングに強く、大きなプリントをキレイに印刷できる!
理由 画像の一部を切り出す「トリミング」をすると、当然その分画素数が減ります。この時に元の画素数が多ければ、充分な画素数を保ったまま切り出すことができるわけですね。
また、ポスターサイズなどのより大きなプリントを楽しみたい場合はやはり画素数がある方が有利です!
B4サイズ(257×364mm)に印刷する場合の推奨画素数は2,400万画素で、そういった用途のある人は2,400万画素を目安にカメラを探してみましょう!
まとめ
今回は高いカメラと安いカメラについて、それぞれの違いや特徴をもとに購入する際の参考基準をまとめてみました。
本記事の要点
- カメラは使用目的で選ぶべき!
- 画素数はあまり気にしなくてOK
初心者向けの安いカメラであってもすごくキレイな写真を撮影している人はたくさんいるので、撮影の基本を覚えたりレタッチ(加工)技術を学ぶことも考えることが大切です!
その中で、今持っている機能に不満がでてきたら高いカメラを検討して見るのがいいですね!
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