フジフイルムの人気ミラーレスカメラ「X-S10」は高性能にも関わらずリーズナブルなのが特徴!コスプレ撮影に使ってもフジフイルムならではのエモい写真を撮影することができておすすめです。
そんなX-S10ですが、いい面だけではなく当然デメリットもあるので、いくつかピックアップして紹介したいと思います。購入検討している人はぜひ参考にしてみてください!
今回の内容
- X-S10のデメリット
- コスプレ撮影で不便なこと
- X-S10が優れている点
▼X-S10おすすめポイント

▼フジフイルム人気機種比較

X-S10のデメリット
コスプレ撮影の用途に絞ってデメリットを紹介します。
今回取り上げるデメリットは次のとおり。
- フラッシュ同調速度
- 防塵防滴
- カードスロット
- 電池持ち
※ちなみに、コスプレ撮影にはそこまで連写を使わないと思うので、連写関連についてはマイナス評価にしていません。

気になる方用に、上位機種X-T4との連写比較表を置いておきますね。
X-S10 | X-T4 | |
メカシャッター | 秒間8コマ | 秒間15コマ |
バッファ (電子/秒間30コマの場合) |
JPEG29枚 | JPEG60枚 |
それでは一つずつデメリット項目をもとに、実際のコスプレ撮影で「どんな時にどんな不便さを感じるのか?」といった具体例を出しながら解説していきます。
撮影をイメージしながらぜひ参考にしてみてください。
フラッシュ同調速度
一般的なカメラの多くは1/250まで切れるのですが、X-S10はフラッシュ同調速度が1/180までとなっています。

SSで少しでも暗い環境を作り出したい時は少し不利になりますね。絞りやISOはなるべく触りたくないですし。
1/180を超えるシャッタースピードにする場合、ストロボに負担のかかるハイスピードシンクロを使わなければいけません。1/180と1/250の差はばかにならないので、このあたりは上手に使っていきましょう。
防塵防滴
チリや埃、水滴に強い加工がされていないので、外ロケ撮影などで少し気を使うかもしれません。ただ、仮に防塵防滴加工がされていてもカメラに負担がかかるような使い方をしてしまうと故障してしまいます。

加工に関わらず丁寧に扱っていれば大丈夫ですね。
カードスロット
SDカードメモリーでデータを記録していきますが、スロットが一つのみとなっています。バックアップ記録ができないデメリットを抱えているのでその点は注意です。ただ、コスプレ撮影においては便利に感じる人とそうでない人といると思うので、こだわらない人もいそうです。
電池持ち
X-S10の特徴的なデメリットの一つに挙げられる「電池持ちの悪さ」も頭に入れておきましょう。
目安として2019年発売のキヤノン初心者用一眼レフの「Canon Kiss X10」だとファインダー撮影で約1,000枚撮影できるのに対し、「X-S10」はファインダー撮影で約300枚までの撮影となっています。
ただ、一眼レフカメラとミラーレスだと電池持ちにすごく差がでます。

似たようなクラスのミラーレスカメラ「Nikon Z50」の場合、ファインダー撮影280枚なのでまだ良い方かもしれないですね。どっちにしても、必ず予備バッテリーを用意するのがおすすめ。
X-S10が優れている点
ここまでX-S10のデメリットを紹介してきましたが、優れている点も多くあります。
代表的なポイントは次のとおり。
- カメラが軽くて握りやすい
- 内蔵フラッシュ
- 手ブレ補正内蔵
- フィルムシミュレーション機能
- バリアングルモニター
- 性能の割に値段が安い
こちらもコスプレ撮影をイメージしながら解説していきます。
カメラが軽くて握りやすい
フジフイルムのカメラとしては珍しくグリップが付いていて、なおかつ軽いのでカメラが握りやすくて構えやすいのが特徴です。

機材が多くなりがちなコスプレ撮影においても、長時間撮影での疲労感やレンズ含めてトータルの重さを感じにくいので大きなメリットと言えますね。
内蔵フラッシュ
カメラの値段が高くなればなるほど内蔵フラッシュは省かれてしまいますが、X-S10には内蔵されています。
コスプレ撮影では、内蔵フラッシュを直に当てて昔のフィルムカメラで撮影したような写真を撮影したり、アー写のような作品撮りに活かすことができるのもおもしろいです。

色々なシチュエーションに対応する必要があるコスプレ撮影には便利ですね。
手ブレ補正内蔵
カメラ本体に手ブレ補正機能が付いています。
この機能のおかげで手ブレに強くなり、コスプレ撮影にもおすすめのオールドレンズを装着した際にも効果を発揮してくれます。


カメラ自体も軽いので相乗効果でより手ブレしにくいのは嬉しいですね。
バリアングルモニター
液晶画面がぐるぐる動くのはとにかく便利です。動く液晶を使ったことがなくて「別に魅力を感じない!」という人はぜひ一度使ってみて欲しいです。
コスプレ撮影においては、バリアングルモニターがあるカメラと、そうでないカメラだと撮り易さや構図の作り方がかなり違います。
カメラを上に持ち上げてモニターを自分に見えるように回転させて撮影するといった使い方はおすすめ。

2:22秒あたりで紹介されているように、動画撮影でも便利ですね。
フィルムシミュレーション機能
フジフイルムといえば昔ながらのフィルムカメラ。デジタルカメラでもフィルムの色味を体験できるように「フィルムシミュレーション機能」が18種類搭載されています。
中でも、X-S10に搭載されている「クラシックネガ」「ETERNA ブリーチバイパス」といったフィルムはコスプレ撮影にも活かせるエモい写真を撮影することができるのでおすすめです!

さらにフィルムモードを細かくカスタマイズして、自分だけのオリジナルフィルムを作るのも楽しいですよ。
▼フィルムレシピはこちらも参考に。

性能の割に値段が安い
デメリットを加味しても、手ブレ補正にバリアングル液晶、豊富で色味の綺麗なフィルムシミュレーションを搭載しているので総合的には高性能なカメラです。
フジフイルム上位機種の「X-T4」と全く同じ画質で撮影できるのもポイントなので、コスパがすごく良くてコスプレ撮影には充分な性能です!

X-S10で浮いた予算を上手にやりくりして、レンズやライティング機材に投資するのがおすすめですね。
まとめ
今回はコスプレ撮影におすすめのミラーレスカメラ「FUJIFILM X-S10」のデメリットを紹介しました。
まとめると次の通り。
- フラッシュ同調速度が1/180まで
- 防塵防滴加工なし
- SDカードスロットは1つ
- バッテリー持ちが悪い
この辺りが許容できるのであれば、フィルムシミュレーション含め、キレイな色味で撮影できるフジフイルムのカメラはとても魅力的ですね。
X-S10は手ブレ補正が使えるので、フィルム時代のオールドレンズとも相性が良いのもポイント。「今までミラーレスやフジフイルムのカメラを使ったことがない!」といった人もぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
▼X-S10をもっと詳しく!

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